Shooting Cats

家猫ズ、ネコカフェ猫ズさんたちは警戒心が緩いので、普通にカメラ向けても大丈夫なケースが多いのですが、基本的に野良猫ズさんたちから見ると人間はテキ(もしくはそれに近い存在)なので、接近=命の危険という図式が成り立ちます。特に怪しげな大砲とか持って近づいた日には、「撃たれる?」とか思っちゃったりしてなかなかそばに寄ることが難しいケースが多々としてあります。それでも野良猫ズが撮りたい!という方々の為にTipsなんぞを少しばかり。

【接近編】
・一気に寄らない

ズカズカと歩いて近づくと、「捕まる!?」と思って逃げます(当たり前)。野良猫ズを見つけたら、まずよく観察しましょう。その後1〜2歩進み、「君なんか見てないよ〜」というフリを…これを繰り返して近寄ります。猫ズがちょっとでも引いたらそこでストップ。その位置がその子の限界点かも知れません。
・急に動かない

猫ズは急に動くものを警戒します。これは野生の本能から来るもので、ゆっくり動くものなら「自分の方がはやいからいつでも逃げられる」と思うらしいです。近寄る時はそ〜っと…これが基本。
・目を合わさない

猫社会では相手を直視するとそれは「威嚇」です。目があったらすっと視線を外しましょう。
・触らない

警戒心を解くことが出来て触れるぐらい寄れても、決してこちらから撫でようとしてはダメです。すり寄ってくる場合はオッケーですが、こちらから先に撫でると、ダッシュで逃げて行くことが多いです。人のにおいが付くのを嫌がる…つまりはそういうことです。
・においを嗅がせる

接近出来たら人差し指を鼻の前に出してみましょう。クンクンとにおいを嗅いだらお知り合いの証拠。
・マタタビもいいけど…

お友達になるためにマタタビ…もいいんですけれど、ドライフードで十分です。野良猫ズは食事もなかなか取れないことが多いので。小分けしてあるヤツ(箱に入っていて300円前後)が持ち運びに便利です。寄ってきてくれない子には、数粒地面に置いて少し離れて待ちましょう。食べ残しの回収を忘れずに。
【機材編】
・慣れないうちは望遠で

猫ズはそう動き回る生き物ではないので、望遠でもしっかり狙えば撮れます。ちょっと寄るとすぐ動いちゃうケースでは、望遠で遠距離から狙撃(笑)するといいでしょう。具体的には100〜200mmもあれば十分です。コンパクトデジカメの場合は5倍ぐらいあれば相当離れた位置から撮れます。
・少し慣れたら中望遠

ある程度寄れるようであれば、50〜100mm程度の中望遠を使います。ズームならなお便利、このレンジには俗にいう「標準ズーム」というのが含まれます。
・上級者は広角レンズで

近寄れる、猫ショットなら任せてレベルにならば広角レンズにチャレンジしましょう。といってもやり過ぎは厳禁。パースを付けすぎると猫独特の丸みが飛んでしまってかわいくない写真が出来上がってしまいます。24〜35mmぐらいまでがお勧め。
・レンズプロテクタは必須

家猫ズやネコカフェ猫ズの場合、人に慣れているので超ドアップまでオッケーなのですが、好奇心旺盛の子の場合、レンズに鼻チュされます(笑)。大抵の場合猫ズの鼻は湿ってるので、思いっきり跡が付きますので、レンズプロテクタは付けておきましょう。
・フラッシュはオフで

暗いからといってフラッシュはダメ。猫ズの目によくないですし、驚いて逃げちゃいます。必ず光らない設定にしておくように。
【その他】
・動きを予測する

猫ズはどの子でもある程度動き方が決まっています。逃げようとする直前や伸びをする直前等、よく観察すると次にするアクションがある程度は予測出来ます。
・猫目線で撮る

上からもステキなんですが、カメラを思いっきり下げて猫目線で撮るとかっこうよく撮れます。高いところにいる子を望遠で下から…とか。
・猫ズは夜行性

家猫ズの場合はそうでもないのですが、野良猫ズは夜行性。日中より夕方の方が探しやすいです。腕に自信がある場合は夜中に駐車場とかでやってる猫集会にチャレンジしてみるとか…。

とまぁありきたりなTipsですが…少しでも参考になればと。

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